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臨床研究部

臨床研究部では、患者さんへの有効な治療やケアに関する様々な臨床研究を積極的に推進しています。これまでに、ストレスに関係する疾患の研究、自殺行動の繰り返しを防止する調査研究、自殺リスク評価の精度向上を目的とした研究等を行ってきました。

研究は筑波大学等所属の医師や研究者と共同で、全て当院の倫理審査委員会の承認を得て行っています。

現在実施中の研究(2019年~)

自殺ハイリスク者フォロー・アップチームによる病院・地域複合型自殺対策
介入対象者の条件にあてはまり同意が得られた方を対象に、当院退院後3カ月の期間内で地域の保健師と事業担当者が対象者宅へ訪問面談を実施します。

過去の研究

病院・地域の連携によるいのちの支援研究(2010年~2011年)
つながりを重視した自殺予防研究事業“人の絆で心を救う調査・支援研究”(2012年~2018年)
自殺企図患者企図後follow upの効果に関する研究-継続vs中断・拒否郡-(2012年~2017年)
ストレス関連疾患の診断におけるアルゴリズム開発に関する試験研究事業(2014年~2016年)
The Suicidal Affect-Behavior-Cognition Scale(SABCS);自殺に関する感情・行動・認知スケールの入院時、退院時の変化と自殺関連行動の予測性に関する後ろ向き研究(2018年)

実績(一部抜粋)

縦列型精神科・身体科連携による自殺企図後follow up の効果に関する予備的研究
白鳥裕貴、太刀川弘和、山田典子、大塚敬士、山形晃彦、根本清貴、妹尾栄一、土井永史、新井哲明
精神神経学雑誌/119/pp.227-237, 2017-04
*2015年6月:第111回日本精神神経学会学術総会 優秀発表賞 受賞
*2017年10月:茨城県医師会勤務医部会学術奨励賞 受賞
自殺企図の動機は精神疾患の影響を受けるか
矢口知絵、山田典子、太刀川弘和、白鳥裕貴、大塚敬士、妹尾栄一、堀孝文
2019年9月:第43回日本自殺予防学会総会
自殺再企図防止事業と精神科アウトリーチ事業の連携が有用であったひきこもりの1事例
小川貴史、白鳥裕貴、矢口知絵、山田典子、妹尾栄一、堀孝文、太刀川弘和
2021年9月:第45回日本自殺予防学会総会
潜在連合テスト(Implicit Association Test:IAT)による自殺リスク評価に関する予備的研究
白鳥裕貴、小川貴史、川上直秋、菅原大地、矢口知絵、山田典子、妹尾栄一、堀孝文、太刀川弘和
2021年9月:第45回日本自殺予防学会総会