「茨城県立こころの医療センター」は、昭和25年に設置された茨城県立内原精神病院を母体に昭和35年現在地に開設した「茨城県立友部病院」から平成23年4月に名称変更をいたしました。
開設当初から、社会復帰促進を念頭においた積極的な開放的治療を導入し、精神障害を持つ多様な患者の外来、入院治療に努めてまいりました。
現在も、県内における精神科医療の基幹病院として、患者の人権尊重を基本としながら作業療法、レクリエーション療法、精神科デイケア、訪問看護などに取り組み、患者の社会復帰に成果を上げております。
平成14年7月からは、こころの悩みを持つ子供たちの受入体制充実のため児童・思春期専門病棟「つくし」を開設、平成19年4月には、警察官通報による救急患者について24時間対応を開始するなど積極的に県内精神科医療の基幹病院として取り組んでまいりました。
平成23年10月には、新病院をオープンさせるとともに、同時に本県初となる医療観察法病棟を設ける等更なる政策医療の強化を図ってまいります。
一方、精神科医療の実習・研修病院としても、県内看護学校、茨城県立医療大学、筑波大学等の学生を多数受入れるとともに、医師臨床研修の協力病院として医療従事者の養成と医療水準の向上に努めてまいります。
基本理念
- 県民のこころの健康を守るために、専門的な精神科医療の提供を、地域社会と連携し誠実に行います。
基本方針
- いつでも誰でも安心して受診できる病院を目指します。
不安や悩みをお持ちの方が、必要な時にいつでも受診や相談ができ、適切な医療を受けられる病院の体制を作ります。
- 信頼できる病院を目指します。
精神保健福祉法に則り、患者さんの権利を尊重し、説明と同意のもとに、安心して治療を受けられる病院を作ります。
- 高度で専門的な精神科医療を提供できる病院を目指します。
精神科のプロフェッショナルとして診療し、茨城県の精神科医療の向上に努めます。
- 地域と連携し患者さんが安心して地域で暮らせるよう支援します。
地域社会と連携し、患者さんの生活や社会復帰を支援します。
- 効率的な病院の運営と健全経営を目指します。
合理的、効率的な病院運営により、健全な病院経営に努めます。
病院の概要
開設者 | 茨城県知事 大井川 和彦 |
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管理者 | 堀 孝文 |
開設年月日 | 昭和35年8月25日 |
所在地 | 茨城県笠間市旭町654 |
病床数 | 許可病床数 525床 |
診療科目 | 精神科・児童精神科・心療内科 |
施設基準等(令和4年4月1日現在)
<基本診療料関係>
- 精神病棟入院基本料15対1
- 救急医療管理加算
- 臨床研修病院入院診療加算
- 診療録管理体制加算2
- 看護配置加算
- 看護補助加算1
- 療養環境加算
- 精神科応急入院施設管理加算
- 精神病棟入院時医学管理加算
- 精神科地域移行実施加算
- 精神科身体合併症管理加算
- 摂食障害入院医療管理加算
- 依存症入院医療管理加算
- 医療安全対策加算1
- 感染防止対策加算2
- 患者サポート充実体制加算
- 精神科救急搬送患者地域連携紹介加算
- 後発医薬品使用体制加算3
- 精神科急性期医師配置加算1及び2
- 精神科救急急性期医療管理料
- 精神科急性期治療病棟入院料1
- 児童・思春期精神科入院医療管理料
<特掲診療料関係>
- ニコチン依存症管理料
- 薬剤管理指導料
- 精神科退院時共同指導料
- 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の「注2」に掲げる遠隔モニタリング加算
- 検体検査管理加算Ⅰ
- 検体検査管理加算Ⅱ
- 遠隔画像診断
- CT撮影及びMRI撮影
- 児童思春期精神科専門管理加算
- 認知療法・認知行動療法Ⅰ
- 精神科作業療法
- 精神科ショート・ケア、デイ・ケア「大規模なもの」
- 治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
- 医療保護入院等診療料
<食事療養について>
- 入院時食事療養費(Ⅰ)
<選定療養について>
- 特別の療養環境の提供の実績報告書
施設指定
- 保険医療機関
- 労災保険指定医療機関
- 自立支援医療医療機関(精神通院)
- 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく指定病院又は応急指定病院
- 生活保護法指定医療機関
- 難病指定医療機関
- 指定小児慢性特定疾患医療機関
- 臨床研修指定病院(基幹型)
- 心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関